こんにちは、コウです。
先々に一人暮らしを控えている方、もしくはなんだか今使っているマットレスのサイズ感が合わないなあと気になっていらっしゃる方に向けて、今日は書いていこうと思います。
皆さん、自分に合ったマットレスのサイズはご存知ですか?ご覧になった皆さんの中から
「え?マットレスのサイズって?」
「シングルとかダブルとかのこと?」
という声が聞こえてきそうです。もちろんサイズのことだけで言えば合っています。でも適したサイズと言われると、なんだか返答に困ってしまいますよね。というのも、シングルサイズは1人用、ダブルは2人用というように言葉のイメージで捉えていらっしゃる方が多いからではないかと思います。
その考え、少し立ち止まってみてください。自分にあったサイズのマットレスを選ばないと、窮屈な思いをするだけではなく睡眠の質にも影響してきます。
私の友人夫婦は言葉のイメージだけでダブルサイズを購入したらお互いに気を遣いながら眠らなければならないほど窮屈な思いをしたとか・・・
私自身もサイズを間違えて購入したことがあり、変わったのは大きさだけなのに何だか次の日疲れている・・・ということを経験したことがあります。
人生の1/3は睡眠に費やしている私たちの時間。その大切な時間を過ごす寝具だからこそ、大きさや質など様々な面で気持ちよく過ごしたいもの。
また、せっかくの大きな買い物ですし人それぞれの体型や、男女でも差はありますから、しっかりと自分や一緒に寝るパートナーとの適した広さのマットレスを選びたいですね。
そこで、今回はサイズ選びについて徹底解説。1度は失敗した友人も、次の購入の際にはしっかり下調べをしたため、今は快適な睡眠ライフを過ごせています。ぜひご覧いただき、マットレス選びのヒントにしていただければと思います。
目次
マットレスのサイズ選びのポイント
- 快適に過ごせる大きさを選ぶ
- 定番サイズを選ぶ
- 予算と相談する
- ライフスタイルや部屋のレイアウトを考えてみる
快適に過ごせる大きさを選ぶ
現在ご自分で使っているマットレスや敷布団に寝てみましょう。または、睡眠時やゴロゴロしている時のことを考えてみてください。
大の字になれる大きさはあるでしょうか、寝返りは出来るでしょうか、窮屈な思いはしていないでしょうか、何度も目覚めることはありませんか。
手足をリラックスして伸ばせること、寝返りが出来ることは快適な睡眠においてとても大切なこと。これらが制限されている環境は、寝ている間にストレスが知らず知らずたまっていますし、寝ている途中で目覚めてしまう良くない原因となってしまいます。
人が睡眠中に寝返りができ、正しい姿勢をとれ、寝心地の良い深い睡眠を取ることができる最低ボーダーラインは90cm以上の幅があることが研究でわかっています。
シングルサイズの幅は97cmとなっていますので、理にかなったことだというのがわかります。もちろんこれは研究の中の平均値の話しなので、自分の体型に合うものを試すことが大切です。
定番サイズを選ぶ
マットレスサイズには聞き慣れない「ワイドサイズ」と言われるものがあるのをご存知でしたか。種類は「ワイドダブル」「ワイドクイーン」「ワイドキング」。それぞれダブルやクイーンよりも10〜20cm幅が大きいものを指します。
一見広くていいじゃないかと思うかもしれませんが、問題は店頭にもネットの販売も少ないことと、関連したシーツ類などのアイテムが少ないです。
聞き慣れたサイズの中から選ぶことで、自分のお気に入りのものや本当に合うものを見つけることが出来ますので、定番サイズの中から選んでみましょう。
予算と相談する
自分に合ったサイズの商品を選ぶと、どうしても値段は多くなってしまうかもしれません。インターネットでシングルサイズとダブルサイズのスプリングコイルマットレスの値段を調べたところ、次のような価格で販売されていました。
ポケットコイル | ボンネルコイル | |
シングル | 16,999円〜286,000円 | 5,642円〜308,000円 |
ダブル | 5,642円〜308,000円 | 13,800円~363,000円 |
参考:Amazon
引越しを考える方は家具以外のものも揃える必要があるかもしれません。それぞれの予算とも相談しながら、決めていく必要がありそうです。
ライフスタイルや部屋のレイアウトを考えてみる
1人で寝るのか2人で寝るのか、同じマットレスなのか別々なのか、家族で寝るのかなどなど、それぞれのライフスタイルに合わせて検討することも大切な要素になります。
現在だけではなく、家族が増える予定や子どもの成長に合わせたプランで考えていくことも一つの考え方です。持ち物は人生が進むに従って変化をしていくもの。そんなことを考えながらマットレスを選んでいくとなると、一つの小さな楽しみにもなりますよね。
また、部屋の大きさに合わせた選び方も重要です。快適さを重視した広いベッドを選んだ方の中には、部屋がベッドだけになって空きスペースがギリギリ・・・なんて失敗談も。総合的に十分考慮した上で選びたいものです。
マットレスサイズの種類
さて、冒頭でもお話をしましたが、シングルやダブルといった言葉はベッドやマットレス全体の大きさを指す表記だと認識していないでしょうか?
このサイズ表記は主にマットレス自体の横の幅のことを言います。対して、縦の長さはショートとロングという分け方になっています。つまりシングル〜キングサイズまで長さは変わりません。これをまず知ることで、認識が変わってくることと思います。また、しっかりとサイズを確認することで、もしかすると今まで無縁だと感じていたサイズがぴったりだと感じるかもしれませんね。
慎重に選びたいという方は、男女平均の肩幅の大きさも参考にしてみるといいです。男女差と、年齢によっても微妙に変わっていき、男性20〜50歳の平均は45.5cm、女性は40.8cmになります。あるいは、両肩から首の中心を測って足せば簡単に肩幅を測ることが出来ます。
尚、今回ご紹介する中では「ワイドダブル」「ワイドクイーン」「ワイドキング」に関してはあまり選ぶことをおすすめしていないため、省略をします。
- シングルサイズ
- セミダブルサイズ
- ダブルサイズ
- クイーンサイズ
- キングサイズ
- 縦幅について(ショートサイズ・ロングサイズ)
各サイズをまとめると、以下のようになります。
マットレス 推奨サイズ |
中心に寝た時の 両側の余裕 |
人数 | |
シングル | 97cm×195cm | 20cm | 1人用(連結3人) |
セミダブル | 120cm×195cm | 30cm | 1人用(連結3人) |
ダブル | 140cm×195cm | 1人:40cm 2人:10cm |
1人・2人用 |
クイーン | 160cm×195cm | 2人:15cm | 2人用 |
キング | 180cm×195cm | 2人:20cm | 2人・3人用 |
シングルサイズ(97cm×195cm)
品質、種類、価格帯ともに1番多く販売されていますので、自分に合ったお気に入りのものを探すことができるのがメリットです。マットレスを中心に横になると20〜25cm程度の余裕ができるため、大人の1人用だけではなく子どもが初めて1人で眠る時にも最適のベッドだと言えます。
また、最近では2台置きも主流。シングルサイズを2つ繋げると194cm、180cmのキングサイズよりも広々とすることができ、家族でゆとりをもち眠れることや将来別々に使うこともできるので便利です。
6畳の部屋であれば部屋の4分の1から3分の1をベッドが占めることを想定しましょう。
構造上は大人1人が眠ることが出来ますが、体の大きい人や寝返りが多い人はセミダブル以上の大きさをオススメします。
セミダブルサイズ(120cm×195cm)
セミダブルについても、種類が豊富に売られています。シングルサイズよりも両方の幅が合わせて20cmほど大きく、余裕が30cmほどに。たったそれだけの差でも寝返りを打った時の安心感がまるで違います。ですので、ゆとりを持って眠りたい人や寝相が悪い人にはこちらをオススメします。少し値の張るビジネスホテルはこちらのセミダブルサイズを採用しているところが多いですね。
2人で寝ることを考えると、セミダブルは少し狭いです。通常の枕のサイズが43cm×63cmなので、幅が86cmと考えると2人で寝た時のマットレスの端までが10cm程度になってしまいます。
そのため2人で眠るにはセミダブル以上か、シングル、セミダブルを繋げて使うのがオススメです。
ダブルサイズ(140cm×195cm)
セミダブルよりもまた20cm広いダブルベッドは、1人用で寝ると両側に40cmものゆとりができ、高級ホテルのベッドのような贅沢さを味わう広さがあります。ゆっくりとくつろぐは最適なベッドです。
ダブルというくらいですので2人用にもお使い頂けますが、実はあまりオススメしません。ダブルに2人で寝た場合、2人の間が10cm、両端までの余裕も10cm程度しか取れないのです。
これはシングルベッドに1人で寝る時よりも10cm狭い状態に。たかが10cm、されど10cmです。隣の人の動きが気になったり、寝返りが思うように打ちづらかったりと日常使いではストレスになってしまう可能性があります。
どうしてもダブルでないと間取りが厳しいなど事情がある場合は、マットレスを隣の人に刺激が伝わりづらいポケットコイルにすることをオススメします。
クイーンサイズ(160cm×195cm)
クイーンサイズから、種類やリネン類などの取り扱いが少なくはなってきますが、キングサイズよりは手に入れやすく、2人で眠るには最適な広さです。
シングルを繋げて使うよりもゆとりは15〜20cmと狭いですが、日本の住居の広さだと部屋がベッドだけになってしまうことも考えられますので、クイーンサイズはゆとりと全体のサイズのバランスが取れた大きさだといえます。
通販では、配送と搬入のしやすさからクイーン以上はマットレスが2枚になっていますので、隣の人の振動が伝わりにくいメリットがあります。反対に、マットレスの隙間が気になるという人はピロートップや厚めのベッドパッドなどをお使いいただくと良いです。
キングサイズ(180cm×195cm)
受注生産になっていることが多く、他のサイズに比べると商品数が少ないですが、家族3人で寝るにはゆったりと休めてオススメ。キングサイズのベッドがあるだけで、まるでホテルのスイートルームにいるような気分になり、部屋の雰囲気を高めてくれそうですね。
とある新婚のお二人は、結婚後の同居をきっかけに奮発してキングサイズを購入したそう。大きすぎてお部屋がベッドだけになってしまったそうですが、それでも寝心地はとても良く、それだけで幸福感が増したとか。
何を重視して選ぶかということの大切さが改めて感じられますよね。
ただマットレスの組み合わせが80cm +100cmなどイレギュラーになっていることもあるため、購入する際には注意が必要です。
縦幅について
・ショートサイズ
縦幅が180cm、190cmのコンパクトサイズ。小柄な方や、部屋を広く使いたい方にはオススメです。横幅はセミダブルまでのものがほとんどになっています。
・ロングサイズ
通常の195cmよりも12cmほど長く作られています。最適なベッドの長さは自分の身長プラス15cmと推奨されているので、175cm以上の方にオススメです。
なぜサイズ選びが大切なのか
サイズ選びが大切な理由は、睡眠の質を上げる中でも寝返りがとても大切だということが挙げられます。つまり、寝返りが適度に打てる大きさが必要だということです。
皆さんは寝ている時の寝返りは多い方だと思いますか。それとも少ない方だと思いますか。私は幼い頃から寝相が悪い方だったので、自分では寝返りは多い方ではないかと認識しています。
いづれにせよ、寝ている時のことなのでビデオで撮ってもらうなどしない限り本当のところは分かりませんが、人が一晩でする寝返りの回数は実に20〜30回に登ると言われています。そして、この回数を下回っても上回っても良い睡眠とは言えないのです。
下回った場合どうなるでしょう。それだけ体の同じ方向が布団へ押されているということになり、圧力を片方がずっと受けている状態に。血行不良を起こし、体の痛みに繋がったり起きた時のなんだかだるい感覚に。
では反対に上回った場合はどうなるかというと、率直にそれだけどこかで寝苦しさを感じているということになります。
シングルサイズのベッドで子供二人に挟まれて寝返りもろくに打てずに眠ることを、朝方両側から蹴られて片側なら背中を向ければどうにかなるものを両側からだから顔もお腹も蹴られてリンチ状態になることを、それが毎日であることを、それを幸せと呼ぶんですね!!!!(ヤケクソ)
— 尼僧のひさこむ (@hisacom5) December 30, 2019
こちらの方はシングルサイズでお子さん2人を含め3人で寝ているとのこと。前の章で書いたように、シングルサイズは大人1人でもゆったりとは言えないスペースですので、とても寝苦しいということが伝わってきます。
割とまじで今のベッドのマットレスめっちゃいいやつで寝心地ばり良い
ただ大きさ間違えてセミシングルだから寝返り打てない— むっさん (@mus_san_) October 24, 2019
こちらの方はどうでしょうか。マットレスの質はすごく良いようですがやはり大きさに問題があり悩まれているようですね。セミシングルはシングルよりも1つ小さい大きさですので、小柄な女性かお子さま向きの大きさになります。
20〜30回という数字が適度に体にかかる圧力を分散させていますし、寝ている間の体温調節をする役割もあります。寝返りを適度に行うことは、次の日の私たちのエネルギーを作るためにとても重要だということが分かりますね。
他にも、体に合ったマットレス選びにはいくつかのポイントがあります。
こちらの記事では自分の体に合ったマットレス選びのポイントやおすすめマットレスを詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。
レイアウトの注意点
- ベッド周りを歩けるスペースをとる
- 壁との間は10cm空ける
- 窓際は避ける
ベッド周りを歩けるスペースをとる
もしも部屋に対して大きなベッドとマットレスを購入した後の生活を想像してみてください。少なくともドアの開閉に差し支えるようなものは購入しなくとも、日々の生活には眠る以外にもしなければいけないことがあります。
例えばシーツを洗濯して替える、ベッド周りを掃除や整頓するなど、眠る以外にもベッドの周りを動き回らなければいけない理由があります。
少しのスペースしかないと、この作業をするためにとてもストレスが溜まってしまい、スペースがきちんと取れていたとする生活よりもシーツ替えがめんどくさくなってしまうなど不衛生に繋がってしまうかもしれません。
快適な眠りとは、マットレスの広さだけではなくその他にも留意して保っていきたいですね。
壁との間は10cm空ける
・掛け布団が動きやすくなる
動きやすくなることは、布団が詰まることなくかかっているので睡眠時の快適さにつながります。掛け布団分の隙間をぜひとるようにしましょう。
・エアコンの冷気暖気が直撃する
エアコンの風は、壁を伝って部屋の中を循環しています。壁際に寄せすぎてしまうと、夏場は寝ている間に肌寒い思いをしますし、冬場は乾燥の原因となってしまう恐れがあります。
10cmという微々たる隙間でも、空けておくことで体に最適な温度を睡眠時に保つことができるのです。
・ベッド周りの通気を良くするため
ベッドにぴったりと寄せてしまうと、通気が悪くなり壁やマットレス自体のカビの原因となってしまいますので、少し空けておきましょう。
窓際は避ける
・体を冷やしてしまう
冬場は外の外気が窓から侵入してくるため、体を冷やす原因になります。
・カビが生えやすくなる
外気と中の温度差が開いていると、窓が結露するため、カビの影響を受けやすくなります。出来るだけ窓から離れた壁側におくようにしましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
快適な睡眠や生活のためには、マットレスの質だけではなくサイズ感も重要になってきます。また、ベッドやマットレスはインテリアや生活の一部。自分のライフスタイルに合わせて選んでいきたいですね。
部屋のレイアウトにも留意しながら、ぜひご自分のためのアイテム選びを進めていただきたいと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました。
私の腰痛が治った方法
当サイト運営者のコウです。
僕は15歳~23歳の8年間、ひどい腰痛に悩まされてきました。
しかし、23歳の時に腰痛に良いマットレスに変えてからは、
腰の状態がすこぶるよくなり、3年たった今では腰痛に悩まされることはなくなりました。
マットレスで100%腰痛が治るとは一概には言い切れません。
しかしマットレスが自分に合ってないと、腰痛を悪化させてしまうことは100%間違いないです。
人は、1日の三分の一の時間を睡眠に使います。
その三分の一の時間を、
自分に合わないマットレスで腰を痛めて過ごすのか?
腰痛改善に良いマットレスで治療しながら過ごすのか?
私は後者でした。
そして後者を選ぶことで腰痛を改善させました。
このサイトでは30種類以上マットレスの体験をしてきた私が、
マットレス会社に忖度せずに、自分の肌で感じたものや、徹底的に口コミを分析した情報を、つつみ隠さず話しています。
良いものは良い。ダメなものはダメ。事実のみを書いています。
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